素材別の特徴

ステンレス刃物鋼
  • 鉄にクロムを添加したサビに強い合金。
  • 主に洋包丁に使われ、切れ味は鋼より劣るが、サビに強く手入れがしやすいので一般家庭用に向いている。
  • 安価なものから高級品まで幅広い。
複合材
  • 切れ味の良い鋼(またはステンレス刃物鋼)を芯材にして、両面をステンレスで挟み込んだもの。
  • 一般的に割込包丁と呼ばれ、鋼(またはステンレス鋼)の切れ味とステンレスの手入れのしやすさや折れにくさを両立する。
  • 両面を軟らかいステンレスで挟んでいるため研ぎやすい。
ダマスカス鋼
  • 異種の金属を積層し、鍛造することで模様を浮かび上がらせた鋼材。最大の特徴は磨いた際に、その表面に浮かぶ独特の波紋で、高級包丁の代名詞となっている。
セラミック
  • 陶器の一種でサビないのが最大の特徴。
  • 切れ味が長持ちする反面、衝撃には弱く、刃が欠けやすい。
  • 一般の砥石では研ぐことができない。
鋼(ハガネ)
  • 主に鉄に炭素を添加した合金。
  • 主に和包丁に使われることが多い。切れ味は鋭いが、硬いため欠けやすく、サビやすいという欠点がある。

横にスクロールしてご覧いただけます。

ステンレス刃物鋼 複合材
(ステンレス刃物鋼割込)
ダマスカス鋼 複合材
(鋼割込)
セラミック
(ハガネ)
断面 ステンレス刃物鋼+ステンレス 鋼+ステンレス
切れ味 ○切れる ○切れる ○切れる ◎とても切れる ◎とても切れる ◎とても切れる
切れ味の持続性 ○持続する ○持続する ○持続する ◎とても持続する ◎とても持続する ◎とても持続する
刃先の硬さ ○鋼より劣る ○鋼より劣る ○鋼より劣る ◎硬い ◎硬い ◎硬い
割れ・欠け ◎強い ◎強い ◎強い △弱い △とても弱い △弱い
サビ ○サビにくい ○サビにくい ○サビにくい △サビやすい(刃先) ○サビない △サビやすい
研ぎやすさ ○研ぎやすい ◎とても研ぎやすい ○研ぎやすい ◎とても研ぎやすい 一般の砥石では
    研ぐことができない
◎とても研ぎやすい

◎優れている ○やや優れている △劣る

トップへ